​欠陥検査とは?

A defective home inspection checks for legal compliance.

 欠陥検査は、その時点での検査をするものですが、建築当時に遡って適用されます。つまり、検査にて問題視されたことは現行法規に依らず、当時の法規に則って判断がなされるものであり、この点、住宅診断とは異なると言えるでしょう。法律上の瑕疵(契約不適合)とは、欠陥の原因である法規や仕様基準の示す「本来あるべき状態」から逸脱した状態のことを言います。現に「床でビー玉が転がる。」などの起きている現象はそれ自体を瑕疵とは言わず、その転がる原因の「地盤が下がったことによる建物の傾斜」を示さねばなりません。それにより瑕疵と認定され、その修正や生じた被害回復のための費用が損害賠償として認められるのです。この「ビー玉が転がるのは、地盤が下がったことによる。」ということを検査するのが欠陥検査であり、「ビー玉が転がる。」といった現象は、単に地盤の不同沈下を知るきっかけでしかありません。つまり現象が生じていることは、瑕疵を見つけやすくしているだけなのです。ここで大事なのは、ビー玉が転がることではなく、地盤沈下で建物が傾いていることであって、それにより生じた健康被害や家屋の損壊なのです。

 この原因を立証するのは訴える側である施主にあります。つまり、施主であるお客さまが立証してくるまで施工業者はのらりくらりすればよく、何を訴えたところで無駄であることがお分かりになるでしょう。その段階では独力での解決は難しく、どうすべきか手をこまねいて時間が経過するほど、お客様の正当な権利行使の時間が少なくなり業者側の利になるのです。逆に、不誠実な対応にご立腹されているお客様は、真摯な対応をしている施工業者に対して、必要以上に過剰要求をしてしまい一層の悪化を見る事も往々にして見受けられます。この欠陥検査は、原因の究明が目的となるものです。破壊しなければ原因を掴めない場合には、必要に応じて部分的に壊すことも念頭に置かなければなりません。

 

Home inspection is a physical examination of your home.

住宅診断とは?

ホームインスペクション

 その時点での建物の劣化状態等のコンディションを、第三者的な立場で調査、診断する事です。のちの修繕に関わる時期や費用の概算を予測する事にも役立ち、住宅購入の意思決定に重要な要因になります。現在の中古住宅流通事情は建物の状態がわからないまま購入に至っている現状があり、入居後不具合が発覚したり、思いのほか修繕費用が掛かったなどの心配があります。

 その調査は「ビー玉が転がる。」といった欠陥の現象や現象が生じ得る状態を調べるものです。他に例えるなら「シロアリの通り道(蟻道)がある。」「食害されている。」といったことを調べるのが、この住宅診断の役割であり、その「シロアリによって食害を受けたのは、薬剤処理をしていないからである。」という事を調べるのが欠陥検査です。つまり通り道や食害を受けた木材の発見によって、構造耐力への問題や薬剤処理に問題がある恐れがあることを示すところまでが住宅診断の役割であり、健康診断として位置づけなのです。耐震性検討のための調査や構造計算をしたり、薬剤処理されていないことを検査して、その事実を確認することには高額な費用が掛かります。それでは、これまで同様に建物の状態がわからないまま購入することになりかねません。そこで、もう少し手軽に取り入れられる様に、健康診断としての住宅診断があります。すなわち、法適合や仕様基準との整合性を確認するものではなく、これらを意識して不整合の可能性や支障が生じる恐れがあることを示すものです。

 診断には目視による「一次診断」、機材を使用し見えない部分の非破壊調査をする「二次診断」、より詳細に原因を掴む為一部を取り壊す、破壊調査である「三次診断」がありますが、この「三次診断」は、欠陥検査の範疇と言えるでしょう。

 

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